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A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z others 
Chinese pops  Japanese Pops
Alice  AREA / ARTI + MESTIERI  Franco Battiato  Lucio Battisti 
Eugenio Bennato / NCCP / MUSICANOVA  Roberto Cacciapaglia 
Fabrizio De Andre  FORMULA 3 / IL VOLO  P. F. M.  Mike Oldfield 
GARMARNA / HEDNINGARNA  SAMLA MAMMAS MANNA 
RACCOMANDATA RICEVUTA DI RITORNO
PER... UN MONDO DI CRISTALLO 72/LP/ITA/JPN KING K25P426
RADIODERVISH 
AMARA TERRA MIA 06/CD+DVD/ITA/ITA EDEL 176522RAF
*2曲入DVDつき、スリップケース入り。アラブ系のボーカルとラテン系?のギタリストに、ゲストミュージシャンが随時加わるという構成のようだ。音やコトバはイタリアのいわゆる地中海系というよりはアラブ色が強いから、好みは分かれるかもしれないが、この奥行きのある歌はすばらしい。
L'IMMAGINE DI TE 07/CD/ITA/ITA EDEL 0184962RAF
*最初聞いたときは?だったけれど、"Canzoni per loro" 収録の "Yara (Ashiq version)" を聞いてはまった。このアルバムも、面白い曲がいっぱい。地中海風というよりも、バルカン〜トルコ・イラン〜インドあたりのつながりを感じさせる楽しさだ。声もメロディラインも美しいし、レトロなエレクトロニクスに生ギターとバイオリンの取り合わせも繊細かつエキゾチック。iTunes Storeなら2枚のアルバムが各1500円。でも箔押しの歌詞入りインナーもイイですよ。 "Yara" は Ashiq version を先に聞いてしまうとどうしてもそっちがよくなってしまうんですけど。なお本作のプロデュースはバッティアート&ピスケトラです。
RAF 
MANIFESTO 95/CD+CDROM/ITA/ITA CGD 0630-11048-2
*イタリアの大物カンタウトーレ、RAFこと Raffaele Riefoli のアルバム。オマケのCD-ROMは社会的メッセージ集、ディスコグラフィー、レコーディング風景など盛りだくさんで、デザインもしゃれている。ジャケットデザインもいいし。肝心の歌も曲もカッコよくて、知的でありながら情熱的、安心しつつも熱く聴ける。わりと人に勧めやすいかも。
RAGNAROK
RAGNAROK 75/LP/SWE/SWE SILENCE SRS4633
*これは多分デビュー作。カンタベリーがかった北欧フォークロックといった趣で、ほのぼのとした音なのに緊張感がある不思議な雰囲気。後の "3 SIGNS" などとはぜんぜん似ていなくて、しかしセンス的思想的には一貫しているというのは、サムラのデビュー作と「ひび割れ」みたいな対照かもしれない。
FJÄRILAR I MAGEN 80(11)/CD/SWE/JPN ARCANGELO ARC-3034
*この作品だけはLPで入手できなかったので、ファーストとこれが紙ジャケシリーズで出たというのはラッキー。一曲目はへヴィでハードなロックナンバーだが、パーカッションの音にもひずんだギターのリフにも、妙な聞き慣れなさがあって、期待十分の出だし。2曲目で美しいピアノからサスティンの効いたギターで盛り上げると、ジャズロック調の曲や奇妙にパーカッシブなフレーズの曲もあるが、エコーを効かせた寒色系のサウンドが基調である。自然音が続いたり、実験的な要素もあるが、普通にカッコイイ曲もやれるけどやらないよ的な心意気も感じられて(勝手な思い込みかもしれないが)、そこがたまらなく好きなバンドだ。
FATA MORGANA 81/LP/SWE/SWE SILENCE SRS4666
*とにかくアルバムごとに雰囲気がまるで違うのだが、3作目と思われる本アルバムは、サックスが大活躍するプログレッシブ・ジャズロックの傑作。重厚でスケールの大きな音作りだし、ギターの切れ味もリズムのスピード感も申し分なし。
3SIGNS 83/LP/SWE/SWE SILENCE SRS4683
*ラグナロクのおそらく4枚目のアルバム。エレクトリックというかメタリックと言うか、不思議な響きの音が、端正で無表情だがちょっと視線をそらせた瞬間に牙を剥きそうな、そんな個性で迫ってくる。一度はまると抜け出せない、魔性の?作品。
RAINBOW THEATRE
FANTASY OF HORSES 76(01)/CD/AUS/DEU FREE FR2010
*オーストラリアの70年代プログレにおける伝説の名盤らしい。メロディが感傷的で管絃が入るとはいえ、リズムはドタバタしていて、アレンジはせわしなく、言われるほどクラシックな印象はなくむしろ威勢の良いブラスロックサウンドにメロトロンが入っているような、かなり不思議な音だ。
RAMLÖSA KVÄLLAR ---> SAMLA MAMMAS MANNA Special
RAUL LOVISONI & FRANCESCO MESSINA
PRATI BAGNATI DEL MONTE ANALOGO 79(07)/CD/ITA/JPN UNIVERSAL POCE1191
*クランプス紙ジャケシリーズも佳境に入ったか、きわめてマイナーな作品がCD化されて感動もの。本作はワタシなどは存在すら知らなかった一枚。フランチェスコ・メッシーナは、アリーチェのアルバムでバッティアートと組んで曲を提供したり、キーボードやプロデュースで参加している人。このアルバムの内容は、アンビエントでミニマルな作品だが、プロデュースはバッティアートで、フェドリゴッティやカミサスカが参加、あの時代の、バッティアートの初期作品がお好きな方なら、この雰囲気は気に入ると思う。
REALE ACCADEMIA DI MUSICA
s/t 72/LP/ITA/JPN KING K22P281
RICCARDO COCCIANTE
MU 73 CD/ITA/ITA RCA ND71913
*出だしは昔のバッティアートを思わせる。歌ものには違いないのだが、曲作りやアレンジがとても凝っていて、シンフォ風ありバラッド味ありエスニック調ありの飽きさせない展開はすごい。
CONCERTO PER MARGHERITA 76/CD/ITA/ITA RCA PD74841
*全曲ルベルティ&コッチャンテの作品に、ヴァンゲリスがアレンジとバックを担当している。1曲目はもろヴァンゲリスの音。2曲目はもろ歌い上げタイプの曲。あとは、ヴァンゲリスもけっこうベタベタにメロウな曲を作ったり演奏したりもする人だから、このアルバムにはうまくハマっている感じがする。
...E IO CANTO 79/LP/ITA/ITA RCA PL31421
CERVO A PRIMAVERA 80(01)/CD/ITA/ITA BMG 74321 763722
*歌詞はモゴル、曲は自作で、アレンジやプロデュースに GIOVANNI TOMMASO, SHEL SHAPIRO, SERGE PERATHONER といった名前が並ぶ。かのノートルダムでアレンジを担当していたトランジット・エクスプレスのプラトネとはこのころからの付き合いがあったのですね。私はマルゲリータ以来敬遠気味だったが、このアルバムは雰囲気がかなり違って、ジャズロック風の洗練された音がかっこよい。こうして聴いてくると、コッチャンテの紡ぎだす音世界の多様性に驚かさせる。
RICCARDO FOGLI
RICCARDO FOGLI 76(05)/CD/ITA/JPN ARCANGELO ARC7108
*プーの初期メンバーで、現在も多岐にわたって活躍しているらしい。紙ジャケリマスターで高音質でドラマチックな音だが、典型的なラブロックはワタシにはちょっときつい。見開きジャケットのすべてが彼のポートレート写真で構成されているというのもすごいっちゃあすごいねえ。たまらない人にはたまらない一枚でしょう。
IL SOLE L'ARIA LA LUCE IL CIELO 77(06)/CD/ITA/JPN ARCANGELO ARC-7143
*初CD化らしい。甘くドラマチックな歌いまわしは、イタリアン・ポップスの愛好家にはたまらないでしょう。
RICCARDO GIAGNI
KAUNIS MAA CD/ITA/JPN KING KICP23
*ギタリストのリカルド・ジャンニのこのアルバムは、マウロ・パガーニのバイオリン、ロベルト・コロンボのキーボード、そしてマティア・バザールのアントネッラ・ルッジェーロのボーカルと超豪華なバックが加わった、地中海音楽の傑作。
RICCARDO TESI
CRINALI 06/CD/ITA/ITA FELMAY 8021750811427
*CLAUDIO CARBONI との連名アルバム。アコーディオン、クラリネット、ヴォーカルなどなど、なんとも軽快で鄙びた響きを奏でる。演奏やアレンジが洗練されていて、曲想も様々なので、トラディショナルではあるが泥臭さはなく、聴きやすい仕上がりで広くお勧めできる一枚である。
PRESENTEREMOTO 07/CD/ITA/ITA MANIFESTO CD183
*ゲストにはなじみのメンバーほか、DANIELE SEPE, ELENA LEDDA, BALENTES, GINEVRA DI MARCO などの名前、曲にもオリジナルのほかIVANO FOSSATI, FABRIZIO DE ANDRE など。トラッド色の濃い作品でも、ジャズ色の濃い作品でも、Tesi のアコーディオンの血の通った音がバンドの音を結び付けて、一つ一つの小宇宙を作り上げている。ディマルコの歌うフォサーティの曲や、GIANMARIA TESTA の歌うデアンドレもいい。
RICCARDO ZAPPA
THESAURUS HARMONICUS CD extra/ITA/ITA RESOL CD2009
*ペルージャのウンブリア美術館をコンセプトとしたマルチメディア作品。ギター演奏はマイクオールドフィールドあたりを連想させる
RICHARD PINHAS
EAST WEST 80/LP/FRA/JPN KING K22P188
*エルドンのギタリスト、リーダー。
L'ETHIQUE 82/LP/FRA/GBR PULSE 006
*タイトルはエチケだしドゥールーズの語りが入っているし、これはどうしても聴かないわけにはいかない作品ではあった(^^;。パガノッティ、ゴーチェら参加。ミニマルだが不思議に温かみのある音になっていて、クリムゾンフォロワーの自称他称にもかかわらずまったく違う音楽性を体現している。
RICHARD PINHAS + PETER FROHMADER
FOSSIL CULTURE 99/CD/FRA/USA CUNEIFORM RUNE123
*ピナスの音を聞くのは久しぶりなので、期待と不安があったが、聴き始めてみたら相変わらずのピナスもしくはエルドンだった。シンセ+ギターの構成による透明で硬質なBGM。首都高ドライブなんかに流してみたいと思うのは、運転免許を持たない私だからでしょうか。
RICHARD PINHAS + MAURICE DANTEC
SCHIZOTROPE 00/CD/FRA/USA CUNEIFORM RUNE131
*朗読とピナスのギター。これは詩がわからないのでちょっとつらい。
RICK WAKEMAN
THE SIX WIVES OF HENRY VIII 73/LP/GBR/JPN KING AML173
*リック・ウェイクマンのソロ。何枚か聞きましたが、結局手元に残っているのはこれだけだった。きっちりとアレンジされ、演奏されたアルバムだと思う。
THE SIX WIVES OF HENRY VIII - LIVE AT HAMPTON COURT PALACE 09/DVD/GBR/GBR EAGLE ROCK EV302829
*しつこいようですが高校入試の合格発表の翌日、新宿厚生年金会館で、初来日したイエスのライブで観たリック・ウェイクマンの雄姿は忘れられません。火の鳥の例のアソコがエンディングにかかったところで、プラチナブロンドの長髪にラメ入りのマントを羽織ったリックにスポットが当たり、メロトロンストリングスが鳴り響く。あらかじめ分かっていた演出とはいえ、それはもう一気に興奮の坩堝と言うヤツで。ソロアルバムを出したリックはハンプトンコートならライブやりたいなんて言って実現しなかったものが、三十数年してついに実現、オーケストラにコーラス、バックバンドも従えてのゴージャスそのもののコンサートだ。リックは体型的にもヒゲも衣装も、ヘンリー8世になりきって、ずらりと最新のキーボードを並べて、余裕で楽しんでいる。メインで使っているのはコルグのM3とオアシスのようだ。ローランドのX8とVSynth、ヴィンテージものではやはりミニムーグは2台、さすがにメロトロンはメモトロンを使っている。あとローランドのJD800が中途半端に古くて面白い。オルガンは機種が分からなかった。あとパイプオルガンも登場。曲は、新しいパートが挟み込まれ、スケールの大きなアレンジが施されているので、オリジナルのレンジの狭さや録音技術的な荒さが桁外れに向上している反面、危うくもスリリングな、緊張感のある感動は薄れてしまっている。一番好きだったAnne of Clevesなど聴くと、特にそう思う。でもまあ、息子のアダムとショルダーキーボードで掛け合いをする楽しげなおっさんを見てしまうと、まあ良かったんじゃない?と素直にこっちも楽しくなってしまうのが、昔のファンと言うものでしょう。そういえばアコギの人のルックスが微妙に往年のジョンに似ているというのは、単なる思い込みでしょうか。
-->YES
RICKY GIANCO
TANDEM 95(05)/CD/ITA/DEU EDEL ERE0162882
*長いキャリアを通じて付き合ったであろう多くのミュージシャンとの共演アルバム。バッティアート、デアンドレ、フィナルディ、ロバートワイアットなどなど、一曲ごとに違う相手との「タンデム」が楽しめる。知っている曲もより捻りの効いたロックにアレンジされているように聞こえる。デジパック、歌詞付き。
RICORDI D'INFANZIA
IO UOMO 73/CD/ITA/ITA FONIT 398427122-2
*70年代イタプログ名盤のひとつといわれる。トータルコンセプトものらしい。ハイトーンのヴォーカル、歪んだギター、ゴリゴリしたオルガン、ジェットマシーンのかかったドラムスなど、いかにも70年代ヘヴィプログレの大仰でドラマティックな展開が渋い。
RINGE RINGE RAJA
UNREAL BOOK VOL.1 03/CD/ITA/FRA PRIKOSNOVENIE PRIK067
*さてこの人たちは誰? 解説によればアングラロックとイディッシュ音楽を織り交ぜた物狂おしい舞踏に誘うナポリのストリート楽団・・・って何者ですかいね? まったくわかりませんが、クラリネット、バイオリン、チェロにギターやパーカッションが加わり、石畳の街角を思わせる物悲しくどこか懐かしい調べを奏でるバンドです。
RIONE JUNNO
TARANTBEATPROJECT 08/CD/ITA/ITA CNI CTDL21566
*汗臭い(?)タランタに馴染んだ向きにはちょっと邪道かも? タイトルから想像がつくように、エレクトロニカなタランタだが、6人組のメンバーそのものはギターやベース、タランタのダンサーと女性ヴォーカルで、コンピュータはゲストだったりする。ゲストは多彩で、ヴォーカルやサンポーニャなども。ベンナートが "SPONDA SUD" を歌っているように、かなり期待のバンドなのだと思う。聞き心地が良いので、ここからタランタに入るのもありなのかも知れないが、まあ逆に言えばこの種の音楽でもタランタがベースになりえるということだから、まったくもって可能性の大きな音楽なのだとわかる。
RIPAILLE
LA VIEILLE QUE L'ON BRULA 77(97)/CD/FRA/FRA MUSEA FGBG4231AR
*フレンチ・プログレシプ・フォークの名盤。マリコルヌの様なコーラスを聞かせるタイプではなく、思索的なメロディ、演劇的なヴォーカル、趣向を凝らした構成に、アコースティックとエレクトロニックの組み合わせが快い演奏。アンジュやマグマ風の演劇性、地中海風味やバッティアートばりのコンテンポラリーな味付けまであって、ロックのイディオムも豊富で、プログレファン必聴の一枚。
ROBERT JOHN GODFREY
FALL OF HYPERION 74/LP/GBR/JPN PHONOGRAM BT5167
*エニッドのリーダーのソロ。
THE ART OF MELODY 13/CD/GBR/GBR OPERATION SERAPHIM RJGCD01
*The Enidのアルバムはもう何枚出ているかわからないが、ソロ名義のアルバムはなんと1974年以来になるから、40年近く経つわけだ。The Enidにせよゴドフレイにせよ、何度か聞いているが今一つ、入り込めずに来てしまったのだが、とにかく息の長い活動から、このとんでもなく久しぶりのソロ名義のアルバムを、じっくり聞いてみることにした。一言でいえば、甘めで聞き心地のよいピアノ・コンチェルトである。カバーに、"ROMANTIC PIANO MUSIC BOOK ONE" とあるが、まさにその通り(ということは TWO も出るのかな?)。この40年ぶれない姿勢はすごい。最初から今まで、クラシックのシミュレーションに徹して完成度を高めてきたのだから、恐れ入る。私が好きなのは、かなりべた甘な感じの5曲目あたり。ロックの範疇にはもはやいないし、ということは私の認識ではプログレの範疇にももはや属さない。たぶん、そんなに聞くことはないけれど、たまに聞こえてくるとなつかしくなるような作品。
-->ENID
ROBERT REED
SANCTUARY 14/CD+DVD/GBR/GBR TIGERMOTH TMRCD0714
*マイク・オールドフィールドへのオマージュ的な作品のようで、ちょっとプラチナムっぽいジャケットにもそれを感じるが、チューブラーべルズで使われた全楽器を学び、プロデュースにトム・ニューマンとサイモン・ヘイワーズまでよんでしまったという、単にオマージュと言ってしまっては済まないような凝りようとレベル。録音に丸一年かけているのも驚きだ。DVDにはプロモーションビデオと、各種ミックス入り。二つ折り紙ジャケ。
ROBERT WYATT
ROCK BOTTOM 74/LP/GBR/JPN VICTOR VIP4048
RUTH IS STRANGER THAN RICHARD 75/LP/GBR/GBR VIRGIN V2034
NOTHING CAN STOP US 85/LP/GBR/JPN JAPAN RTL19
OLD ROTTENHAT 86/LP/GBR/JPN JAPAN 25RTL3011
THE DIFFERENT YOU ---> ROBERT WYATT E NOI
ROBERT WYATT E NOI ---> ROBERT WYATT E NOI
ROBERTA DI MARIO
LO STATO DELLE COSE 14/2CD/ITA/ITA IRMA IRM1159
*イタリアの女性歌手。作詞作曲、歌は勿論、ピアノの腕前もすごくて、スタインウェイアーティストにも入っている。このアルバムも2枚組のうち1枚は何と丸ごとピアノソロ作品である。声域はアルトだろうか、声質は丸く歌い方はジャズ系だが、ウィスパーにも力がある。歌詞はわからないが曲想は幅広く、ジャズがベースとはいえピアノはクラシカルな展開も多く、全体としてドラマティックで多様な展開で聴かせる。
ROBERTO CACCIAPAGLIA ---> ROBERTO CACCIAPAGLIA Special
ROBERTO CIOTTI
SUPER GASOLINE BLUES 78/CD/ITA/ITA MERCURY CRSCD029
*よく分からない代物だが、クランプスにぽつりぽつりとあったアメリカンな作品の一つ。まさにブルース&ウェスタンな音で、ワタシの守備範囲ではないけれどもなかなか聴かせる。こういうのもマカロニウェスタンの国だけにアリなんだろうなあと・・・。
ROBERTO COLOMBO
SFOGATEVI BESTIE 76(04)/CD/ITA/ITA BMG 82876639532
*イタリアBMG紙ジャケ再発シリーズ。この盤は待ちに待った再発。数あるイタリアンポップスやプログレの名盤のプロデュースやセッションメンバーとしては知っていたが、ソロ名義の作品を聴いたのはこれがはじめて。テクニシャンぞろいのメンバーに発想豊かなアレンジが加わって、それはもう刺激的なジャズロックが楽しめる。76年という発表年を考えると、プログレッシブな発想の若々しさがすばらしいというべきか、この音作りの自在さが驚異的だというべきか。
BOTTE DA ORBI 77(99)/CD/ITA/ITA ['mju:zik]C3P8
*幻の名作で99年にCD化されていたようだが、追加プレスか今になって手に入った。70年代ジャズロック系イタプログの典型のような作品で、管楽器が大量に使われていて、さらにバイオリンにはファブリもパガーニも加わっていたりする、聴き応えも十分の濃さだ。ブートかと疑いそうなヘンなジャケットだが、見かけたら是非、お買い求めお勧めします。
ROBERTO DE SIMONE ---> NCCP Special
ROBERTO JURI CAMISASCA ---> JURI CAMISASCA
ROBERTO MUROLO
TU SI' 'NA COSA GRANDE - TRIBUTO A DOMENICO MODUGNO 94/CD/ITA/ITA CAROSELLO CARSM006-2
*このアルバム、ネットで見るとジャケット写真の違うのが少なくとも3種類ある。私の持っているのは再発物かもしれないが、CAROSELLO レーベルのカタログにはもう載っていない。さてこれはドメニコ・モドゥーニョの作品を、当時80歳くらいのロベルト・ムーロロが取り上げたという、もう円熟のきわみと言うべき作品で、しかもサポートメンバーが贅沢。私としてはEugenio Bennato, Pietra Montecorvino, Lina Sastri, N.C.C.P.の面々がツボだが、Tony Esposito, Daniele Sepe, Enzo Gragnaniello, Enzo Avitabile, などなど有名どころがずらりだ。懐かしい調べにナポリの風景を髣髴とさせる濃厚な民族色がたまりません。
ROBERTO VECCHIONI
SAMARCANDA 77/LP/ITA/ITA PHILIPS 6323049
*もう20枚以上のアルバムを出している大ヴェテランの代表作。渋みのある力強い歌声に、メロディやアレンジにそこはかとなく漂うエキゾチズムが味わいを増しているが、改めて聴くと、声や楽器のなまなましい音に、暖かさと迫力がある。
IL LANCIATORE DI COLTELLI 02/CD/ITA/ITA EMI 724353787728
*プロデュースとアレンジはマウロ・パガーニで、ウードやブズーキ、もちろんバイオリンでも加わっている。バックの演奏にはストリングカルテットも。いささか声量不足なのは年齢も考えればやむをえないところではある。それに目をつぶれば、しっとりとした地中海風の歌モノとして、十分に楽しめる。最後の曲はパガーニの作曲、バイオリンもじっくり聴ける傑作。
ROTARY CLUB OF MALINDI 04/CD/ITA/ITA SONY COL 515032 2
*本作もプロデュースとアレンジはマウロ・パガーニだが、演奏に少なくとも名前はあがっていない。タイトルどおり東アフリカの印象を基に作られたアルバムなのだろうか。一曲目やタイトル曲のように、いかにもという曲もあるが、しっとりとしたメロディを聞かせる曲もあって、ちょっとふやけたようなヴェッキオーニの声も色々な表情で楽しませてくれる。
ROCKY'S FILJ
STORIE DI UOMINI E NON 73(03)/CD/ITA/ITA BMG 74321981602
*イタリアBMG紙ジャケリマスターシリーズの一枚。これもまたムゼオ風のヘヴィ・プログレで、サックス、フルート、トロンボーンまでがギターやヴォーカルに負けじと喚きまくるすごいのもあるが、意外に淡々と流れる曲もあったりして緩急があり、聞き飽きない。こんな名盤がまだまだあるのですね。
RODOLFO MALTESE GROUP
IL GABBIANO JONATHAN 87(08)/CD/ITA/ITA BTF AMS146CD
*バンコつながりでノチェンツィがシンセ一曲弾いているほかにも、コッチャンテが二曲歌っているというのが話題にもなった作品。「かもめのジョナサン」にちなんだコンセプト作品のようだ。正直なところ強く印象に残るほどのクセがないのだが、素直な曲の運びの中に、抒情をそそるハーモニーがあり、軽快なジャズロックとしては高水準の仕上がりになっている。これも確かにバンコの音の一つの面であったことに気づく。
RODRIGO ROMANI
ALBEIDA 00/CD/SPA/SPA BOA10002023
*セオアネと二人でずっとミジャドイロを支えてきたロマニのソロアルバム。まず一曲目の美しいハープの音色とメロディに溶けます。そして二曲目、哀愁のメロディが地声のコーラスから子どものあどけない歌声に移り変わるあたりでもうトロトロです。しかし後は、暖かくのどかな雰囲気の曲が多く、ほのぼのとしたリラックスした気分で楽しめます。最後はオーケストラ入りでドラマチックに盛り上がります。
ROEDELIUS
SINFONIA CONTEMPORA NO.1 94/CD/DEU/DEU PRUDENCE 398.6164.2
*私はどういうわけかドイツモノとは相性が悪い。たぶん、波長の合う作品もあるのだろうが、どうも思いきって買った作品がいつも納得のいくものではないのである。これもジャケットがカッコ良かったのでつい手を出してしまったのだが・・・、環境音楽なのかなこれは。あまりにもストレートな題名は敬遠した方が良かったのかもしれない(VIVA とか DELUXE とかは、ドイツモノのお得意かも)。やはりドイツは鬼門だ(笑)。こんな私にも気に入りそうなのをご存知でしたら教えてください。こういうもろにコンテンポラリー・ミュージックというのも、嫌いではないが、さすがに耳を傾け続けるのはきついですね。
ROHMER
ROHMER 08/CD/ITA/ITA BTF AMS141CD
*うわーこれは良いわ! どうも ZUFFANTI のプロジェクトのすごさを見くびっていたようだ。音の響きがハードなのもソフトなのもとにかくきれいで、アコースティックな音もエレクトロニックな音もしっとりと馴染んでいる。やや強引だが初期のマイクオールドフィールドやジャンパスカルボフォあたりのコンセプトを迷いなく現代に引き継いだらこういう構成美に行き着くのではないかという印象だ。だがとにかくこの瑞々しい曲の一つ一つをゆっくり味わうべきだ。
ROLAND BOCQUET
PARADIA LP/FRA/FRA COBRA COB37008
*カタルシスのリーダー。このアルバムもカタルシスと同じ雰囲気。
RON GEESIN
AS HE STANDS LP/GBR/GBR RON28
RONDO VENEZIANO
VISIONI DI VENEZIA 89/CD/ITA/DEU BMG 260 213
*うーんこの人たちは・・・どのアルバムも同じだ。いや、もちろん、私にとっては同じに聞こえるという意味ですが・・・。喫茶店のバックにかかっていてほしいタイプのライトクラシック。
IN CONCERTO 97/CD/ITA/AUSTRIA KOCH 33501-2
*GIAN PIERO REVERBERI の作曲・指揮による、シンフォニー生演奏。ロックやポップスの文脈で聴くことはできないし、クラシックとして聴いたときにどうかということは何もいえないのだが、ドラマティックで美しい。ライト・クラシックの一枚というところか。
ROSSANA CASALE
LA VIA DEI MISTERI 86/CD/ITA/DEU PHILIPS 830 951-2
*イタリアのベテランのジャズシンガー、ロッサーナ・カザレのアルバム。私はバッティスティの曲を集めたコンピレーションに入っていた歌で初めて聴いたのですが、年齢は私とほぼ同じなのだが(^^;これがもう何ともかわいくてセクシーな声なのですね。素敵です。病みつきになります。このアルバムでは、ドックオブザベイも歌ってます。機会があったらひとつ聴いてみてください。
INCOERENTE JAZZ 89/CD/ITA/ITA PHILIPS 838 143-2
*このジャケットがまた、すごくいいですね。オクサとかマンノイアとか、スッと立ち姿が颯爽と美しいジャケット、ありますね。中身も名盤ぞろいのような気がします。歌のほうは、最近のアルバムのほうが翳りや深みの味が増しているとは思いますが、順番に聴いていたら、文句なしの名盤だったでしょう。マウリツィオ・ファブリツィオがプロデュース。写真に写っているむさくるしいおじさんが彼?
FRAMMENTI 89/CD/ITA/DEU POLYGRAM 838 177-2
*カザーレは何と言ってもこの声に尽きます。この声が好みに合うかどうかです。良い曲も書くし、歌はすばらしくうまいです。細やかに歌ったときの繊細さも、投げやりに歌ったときの頼りなさも、ともにセクシーなので困る(^^;。このアルバムはコンピレーションのようで、ズッケロなどとの共演やムシーダ&コンカートとの共作もあって、変化があって楽しめます。
LO STATO NATURALE 91/CD/ITA/ITA POLYGRAM 848 536-2
*うーんこのジャケットの写真は自前でしょうか?ワタシと同世代だからこのアルバムの頃は30代前半・・・などということはともかく、歌の方はもちろん円熟期を迎えるわけで、これはもうたまりません。ジャズを中心にいろいろなジャンルを歌い続けてきただけあって、カザーレの音楽が一つのジャンルになっていると思うのです。この声と歌い方にはまればパラダイスが広がりますが、はまらないとなんだか焦点が定まらないというか、印象が拡散して何を聞いているのか分からなくなるかもしれません。
ALBA ARGENTINA 93/CD/ITA/ITA CGD 4509-92072-2
*ルチオ・ファブリがプロデュース。ということで、ロック寄りになるのかと思ったが、そうでもなかった。タイトル曲はアコーディオンが入るタンゴ風、他には共作曲の多いグラツィア・ディ・ミケーレの雰囲気が加わって、しっとり感とポップな軽味が合わさった流れ。やや焦点ボケの感は拭えないものの、聴くほどに味わいの深まるアルバム。
NELLA NOTTE UN VOLO 96/CD/ITA/GER CGD 0630 13654 2
*Casaleの詞にAndrea Zuppiniというギタリストが曲を付けている。一曲、ラマゾッティとの共作もあるが、全体のカラーが統一していて、安定感のあるアルバムになっている。品の良いジャズサウンドが心地よく、いつもの声、いつもの歌い方に引き込まれる。もし間近で聴けたら夢のようでしょうねえ。
STRANI FRUTTI 00/CD/ITA/ITA NIKTO NIKCD004
*これは絶品。うちでは夫婦でハマってます。彼女のアルバムではいつものことながら、曲目からありきたりのスタンダードナンバー集だと思って聞き逃すともったいないことになる。ピアノ、コントラバス、テナーサックス、ドラムス、パーカッションに弦楽カルテットがつくところがミソ。イントロはなんとインスト曲、他の曲にもしっとりした厚みが加わる。奇妙な果実やサマータイムなど、ロッサーナのかわいらしいのに悲壮感のある声は、マッチしているとか溶け合っているとか言うのではなくて、例えばベルベットの上を滑る翡翠のような感じ・・・というのは例えになっていないかな。聴いてみてください。言うことなし。
BILLIE HOLIDAY IN ME 03/CD/ITA/ITA D'AUTORE DA1021
*ブックレットの写真、彼女は額のしわを隠そうともしていないです。でもすごくかっこいいんです。声の甘さと色気はますます艶を増しているのです。「奇妙な果実」が凄く良かったですから、「私の中のビリーホリデイ」は期待させてくれました。ピアノ伴奏中心で聞かせる、純粋さの高いジャズヴォーカルモノになっています。
(IL) ROVESCIO DELLA MEDAGLIA
IO COME IO 72/CD/ITA/ITA BMG 74321-22082-2
*ゴリゴリした音のハードロックで、キーボードも入らないが、このめまぐるしく変化するリズムと長い曲とハッタリ満点の構成はなかなかプログレッシブ。
CONTAMINATION(english version) 75/LP/ITA/USA PETERS PILPS9010
IL RITORNO 95/CD/ITA/ITA CGD DB 177120013-2
*んーそこそこかっこいいんだけどこれはハードロックというかハードポップ? プログレっぽい感じはしない。もともと大真面目に文字通り重いロックをゴリゴリやっていたバンドだから、90年代半ばの雰囲気でもやはりその名残めいた硬さが個性である。ロッド・スチュアートの "BETTE DAVIS EYES" がご愛嬌。最近再発された "VITAE" はタイトルもジャケットも違うが、9曲入りなのでこの曲が除かれたのだろうか。
ROXY MUSIC
s/t LP/GBR/JPN ISLAND ICL43
*ロキシーって、最初に聴いたときには妙に調子っぱずれなバンドというイメージだった。ジャケットの内側のメンバーの写真も、おしゃれというか、すごくヘンな人たちだと思った。しかし聴いているうちに、そのものすごさというか、すさまじさに気づいた。
VIVA! LP/GBR/JPN EMI ILS80599
*ライブ。
RUPHUS
NEW BORN DAY 73/LP/NOR/DEU POLYDOR 238207
LET YOUR LIGHT SHINE 75/LP/NOR/DEU BRAIN 60.031
*このサードアルバムは、HÅKON GRAF 在籍、TERJE RYPDAL プロデュースの作品。グラフは7曲中6曲で作曲、リュプダルは2曲でキーボードも担当。テクニカルな北欧ジャズロックに仕上がっている。女声ヴォーカルがもうちょっと力強さよりは軽快さを出したほうがバランスは良いようにも思うが。
RUMBLIN' ORCHESTRA
SPARTACUS 98/CD/HUN/HUN PERIFERIC BGCD 022
*これはいろいろな意味ですごい。とにかく大仰な、しかし演奏技術的には水準の高い、プログレ・シンフォニーである。メンバーのほとんどが同じ苗字なので、ファミリーオーケストラといったところなのだろうか。オーケストラとプログレッシブ・ロックの融合的作品としては、すばらしい出来である。こういう発想そのものに、果たして今日的な意義があるのかどうか分からないが、ここまで徹底して完璧ともいえるロック・シンフォニーを仕立ててしまったのは、98年の仕事だからこそすごいといえるのかもしれない。
RUSTICHELLI - BORDINI
OPERA PRIMA 73/LP/ITA/JPN EDISON CR10060
*プログレ全盛期にリリースされた、キーボードの PAOLO RUSTICHELLI とドラムスの CARLO BORDINI のユニットだが、音も厚くアレンジも凝っているので、聴き応え十分。ドラムスもイタリアモノとしてはカッチリ刻むほうかも。ただし歌はヘタだ。キーボードプログレ、特にメロトロンがお好きな方には大傑作と言えるでしょう。

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