>HOME >MUSIC >LIVE EVENT
LIVE EVENT 2017  index | 2017 | 2016 | 2015 | 2014 
sone+JittaryJackal/Aimee/Vityazz/nica "Fabric #49" 2017年4月18日(火)@新宿MARZ  
 おなじみ(というほど行けていないけれど)MARZの平日お得企画。仕事の都合でアリソネに行けなくてがっかりしていたところ、まだ行けていなかったそねさんのプロジェクトと、ありささんのnicaがあるので、今度こそと勇んで出かけて行った。そのsone+JittaryJackalからのスタート。サンプラーを巧みに操るJittaryJackalと、ボーカルのsoneの二人組。そねさんがとても気持ちよさそうに、シーケンスに身をゆだねるように歌う。sonesolo、アリソネ、Atlantic Airportとはまたさらに異なったそねさんのスタイルがあった。二番手のAimeeは全く予備知識がなかったが、友田ジュンさんがキーボードのほか、ウッドベースとドラムス、それにボーカルという組み合わせ。ジャンル的にはジャズだろうか。歌ものもさることながら途中で聴かせるピアノのアドリブがスピード感とボリュームで凄技を見せるなど、がっちりした3人のバック演奏がまた素晴らしかった。三番手はVittyazzで、これがまたウッドベース、ドラムス、ギター&ボイスの3ピース。ボイスといってもスキャット風で、歌詞を歌っているわけではない(と思う)。で、このジャズ風のバンド、とんでもなくテクニカルかつタイトで、たいそうカッコ良かったのである。ロック中心のライブハウスではそれほど出会えないタイプなのだが、近々配信でEPを出すようなので、ぜひ入手して繰り返し聴きたいと思う。トリはnica。6人組にキーボードサポートの7人だが、久しぶりに見てあれっと思ったのは、男女ツインボーカルがよく動くようになったということ。これまではどちらかというと静的というか、ありささんはピアノの後ろにいて、あおきさんは腰かけて、以心伝心という感じで歌っているように思うのだが、今回はピアノも横向きで、二人ともリズミカルに動きながら歌う。フロントの印象ががらりと変わったほどだ。その効果も加わって、とても明るく躍動感のある演奏に感じられ、nicaのこれからがさらに楽しみになってきた。夏ごろと言われている音源の発表も楽しみである。

ページの先頭へ

DADARAY "DADAPLUS VOL.1 TOKYO" 2017年4月12日(水)@新代田FEVER  
 DADARAYと阿佐ヶ谷ロマンティクスの対バン。久しぶりの新代田FEVER、期待にあふれたお客さんで、開場町の雰囲気も明るい。ERAでの初お目見えの時も、タワレコのときもほとんどステージが見えなかったので、あまり良い整理番号ではなかったけれども、少し期待しての入場。後ろの方ではあったけれども、まあまあ見える場所をキープできた。まずは、久しぶりの阿佐ヶ谷ロマンティクス。最初に聞いたときも好印象だったが、改めて、大人数でポジティブで都会的だけれども親しみのある音と雰囲気が、よいバンドだなあという感を強くした。あんがい、こういうタイプのバンドは少ないのではないだろうか。今回は新曲が、なかなか心地よいコード進行に載せたボーカルがかっこよくて、特に印象に残った。終盤の盛り上がりが楽しかった。さて後半はDADARAYである。これはほんとに、バンドが仕上がっていく、そして進化して行く過程を、目の前にしているのだなあという、ざわざわするような興奮に満ちたステージだった。会場が違うせいはもちろんあるが、メンバーの出す音や声が確信にあふれ、デビュー企画のときより大きくスケールアップしているのである。特に休日課長のベースがよく聞こえ、バンド全体のグルーブを作りだしている様子がはっきりと伝わってきた。新曲も加わってアンコール含め14曲、既発の音源は5曲なのだから、どこまで行くのかと思ったら、5月と6月にそれぞれ6曲と7曲入りのミニアルバムを立てつづけに出すとか。この創造性のスピードこそ、川谷とその作品を実体化する周辺ミュージシャンの凄さだ。6月から7月にかけてのツーマンやワンマンのライブスケジュールも発表され、一方でゲスの極み乙女。活動再開によってこっちはどうなるの、というファンの心配は払拭された。欠かさずライブに行きたいバンドが確実に増えたということだ。

ページの先頭へ

"YOIMACHI2017" 2017年4月9日(日)@大塚Hearts+, Deepa, MEETS  
 ただでさえ方向音痴の私、大塚のライブハウスは初めてである。まずは北口に出て、Hearts+に寄ってリストバンド交換。駅に戻って自由通路を南口に。Deepaもすぐ見つかった。思っていたより近いので、行き来は楽そうだ。
 一本目は予備知識がないので、とりあえずDeepaに入って、ennを聴く。サウスポーのテレキャスが残響系エフェクトで音の壁を作り、プレシジョンがごつごつした低音を支える。オルタナっぽいギターロックだった。半分ぐらい聞いたところで、すぐ近くのMEETSへ。カワズの後半を聴く。こちらはややとがり気味の印象のオルタナかな?大塚ネタで笑いも取っていたが。
 さて勢いをつけたところでHearts+に戻って、今日一番目のお目当て、バスクのスポーツ。初めて聴いてすぐにCD買ったほどお気に入り、ようやく生で見られる。もうちょっとこれ、素晴らしすぎる。演奏はコテコテのプログレで、キーボードは指見てたらこれ相当な人だ。楽器はハモンドのSK1とmoog sub37(たぶん・・・)と、機材は新しいが70年代プログレ王道の組合せで、音はビンテージを再現するものだ。ベースとドラムスは複合リズムにもいっさい乱れないタイトさ、そしてとんでもないモヒカン上裸のギター!この四人が繰り出すインストプログレは、スリリングそのものだ。噂の発光スケベ椅子は極めてシンプルな構造だった笑。これはもう、ロングセットやワンマンぜひ行きたくなる。
 次はDeepaで小林未季でチルアウト。普段、バーなどで歌っていてライブハウスはあまり慣れていないそうで、去年は一曲入魂で上手くいかなくて今年は頑張る、みたいなことを言っていた。ギター、ベース、ドラムスがバック。あたたかな曲、まろやかな声質でなごむ。
 続いてHearts+に戻って、これまた楽しみにしていた羊文学。ずいぶんメンバーチェンジ繰り返しているようだが、おそらくギターボーカルの個性がはっきり出ているのだろう。スリーピースとは思えない轟音で、印象としてはtricotを思い出したけれど、とにかくとても気になるバンド。
 ここで小休止を入れる。ふだんのポリシーは、サーキットでは回れるだけ回る!なんだけど、翌日は朝から仕事だし、万が一にも年度早々足腰を壊すわけにはいかないアラ還としては、夜の部に備えておかなければならない。ということでちょい戦線離脱。一時間半ほど休んでいたのだが、戦線復帰してみたらどこも時間が押してきていて、3つ飛ばしのつもりがほぼ2つ飛ばしで済んでしまった。
 というわけで間に合ったHealthy Dynamite Club、7人編成。これは元気が出て目が覚めた!バンド名そのままの、陽気な音。セミアコエレアコのツインギターににドラムとパーカッション、ベースとキーボード、そしてノリのよいボーカル。パーカッションの人(あとでHP見たら名前がふるさと捨て夫ってどうなの)はシェイカー振りながらフロアに降りてくるし、ボーカルは大塚ネタで「おおつかむすめ〜♪」と歌うし、まあとにかくお祭りバンドだった。
 次はインスト轟音系、I love you Orchestra。トリプルギター(一人は時々キーボード)、ツインドラムス、ベースの6人。クラシックのフレーズを入れたりするが、音はあくまでもヘヴィ。怖いバンドかなと思うとサイリウム振るし。後で調べたら成り立ちからプロデュースまで破天荒で自由なバンドだった。気になる。
 MEETSはあまり押していないようなので、そそくさと移動して笹口騒音&ニューオリンピックス。笹口騒音は相変わらずのゲスいMCをリハから飛ばしまくる。ニューオリンピックスで聴くのは初めてだが、小回りが利く分、より笹口騒音らしさが表現さているのかなと思った。
 次は見逃せない聞き逃せない、クウチュウ戦。演奏技術がどうのこうのいうレベルのはるか上を行きつつ、ギターボーカルによるメンバー紹介はひどいし、なんとも形容しがたい化け物バンドである。ベントラーカオルはフロアに転がり出てきちゃうし。
 ここでDeepaに移動、あとは終演まで動かない。Emeraldはジャズやソウルなどのアメリカンミュージックがルーツなのかな。演奏も歌もとても心地よい大人の音。終演後ボーカルの人がキリンジの堀米さんのつもりで歌っていたというようなことを話しているのが聞こえてきて、なるほどなあと思った。
 お次は久しぶりに聴く箱庭の室内楽。ハシダカズマのとめどもないMCだらだらトークも面白いけれど、いつものように複雑な構成の楽曲を紡ぎ出すバンドの実力はさすが。非常に複雑に絡み合ったようでいて精緻なリズムを刻む新曲「ふしぎなおどり」が気にいったので、会場限定?CDRを購入した。とてもよい感じ。
 50分押し?ぐらいで始まったのが、もうすっかりおなじみ、大好きなチーナ。始まる前に喫茶店でリーダー見かけたり、入り前に椎名さんにちょっと挨拶できたり、かるくコミュニケートできるのは良いねえ。Deepaのステージの高さだと椎名さんの指は見えなかったが、柴さんのバイオリンがよく見えた。今回も明るく楽しい雰囲気で、のびのびとした演奏を楽しませてくれた。バンドも客もいっしょになってこんなに楽しそうにしているステージというのは、ありそうでいてない。
 もう押しすぎていて笑っちゃうレベルなのだが、明日は仕事で家は遠いという条件で、クロージングアクトのオワリカラに最後まで付き合えるかどうか?という不安なスタートとなった。ロールシャッハで盛り上がるオープニングから、フロアは盛り上がる。ヒョウリくんカッコイイし、ツダさんファッション異次元に行っちゃってるし、聞いても見ても誰もこの勢いを止められない。ヒョウリ君の歯で引くギターは堪能したが、アンコールを待てずに駅に走った私は、その後例のあの曲をやったのかなと・・・勘がないようにしています。
 というわけで、終わってみれば、(フルに聴けなかったものも混ざるが)13バンド、うち8バンドは初モノと、かなり頑張ったほうだ。大塚のライブハウスも初めてなら、バスクのスポーツや羊文学を初めてライブで聴けたのもよかったし、クウチュウ戦、チーナ、オワリカラなどは何度聞いても良いし。最近増えてきたサーキットは、定番がいくつも聴けるお得感と、新しいバンドをたくさん試せるチャンスで、ほんとうに楽しい。次はいつ、どこに行こうか。

ページの先頭へ

DADARAY "タワーレコード・インストアミニライブ" 2017年4月5日(水)@TOWER RECORDS渋谷店  
 DADARAYのミニアルバム発売記念のインストアイベントに行ってきた。場所は渋谷タワレコの屋上スペース。アコースティックライブだがメンバーはサポート含めて6人が揃うということもあって、なかなかの盛況、私は後ろの方だったのでえつこさんの帽子ぐらいしか見えなかった。アコースティックライブと言っても、いつものサポートメンバー3人もそろっているし、休日課長がエレアコベース使ったりしているが音的には音源のものと大きく違うと言うことはなく、短い時間だったが和やかな雰囲気で楽しめた。終了後はサイン入りポストカードのお渡し会で3人のメンバーとハイタッチ。

ページの先頭へ

チーナ×チーナ・フィルハーモニック・オーケストラ "「PULL」&「PUSH」Wレコ発2マンLIVE" 2017年2月25日(土)@代官山UNIT
 ああもうすばらしい! ずっと予告されていた、チーナとチーナフィルのツーマン、あまりにも楽しみにしていたし、本当に最高のコンディションでこの日のライブは繰り広げられた。去年のクリスマスの千葉LOOKで、チーナは最高のライブができたと言っていたけれど、ちょうど2カ月後のこの日は、5人のバンドのクオリティはさらに高まっていた!これに先立つツーマンツアーで、いろいろなコラボレーションを試みてきたとのことで、これまたYouTubeにあげてくれてそれも楽しめたのだけれど、おそらくそういう交流の中から、新たな自信とひらめきがあったのかもしれない。
 チーナはお約束「はじまる」で始まり。なじみの曲と新譜の曲ととりまぜて9曲。「プールサイド」も好きだし、バンドとしてのライブはこれが初めてという「キャラメルの包み」はもうほんとに大好きな歌。この歌詞の、シンプルだけどすべての状況や情景を包み込んだ素晴らしさ、あのサビ(なのかな)のたった一行の言葉は椎名さんの天才を明らかにしている。「おへその目指す方へ」で一休みに。
 転換(これがたいへんそう)中は、アルバム作成中の動画を流してくれて、これがまた楽しい。あの「コーラス賛歌」コーラスレコーディングの風景が懐かしい。椎名さんが後でMCで「勝手に流しちゃいましたが事務所的にまずい人いましたか?いたらリーダーに言って下さい。リーダー金持ちなんで」とかとぼけたことをいつものように言って笑わせてくれたが。
 さて後半、チーナ・フィルハーモニック・オーケストラである。ステージはどっと賑やかな15人編成になって、「アンドロイド」で幕開け。もうこれは、すごいとしか言えない。音の迫力、躍動感、このユニークな編成が、もうぴたりとはまっていて、この15人だからこそのアレンジが楽しくて仕方がない。「わりとみにくいアヒルの子」、「四面楚歌」となじみの曲から、ライブで初めてという「紙ひこうき」、そしてお待ちかねの「コーラス賛歌」。もちろんオーディエンスは強制参加。「録音した人たちは当然ちゃんと歌わなきゃだめです!」と椎名さん。盛り上がりました!「蟻の行進も」大好き。そして、何と終わりは「はじまる」。「はじまる」で始まって「はじまる」で終わるなんて、なんという趣向だろうか。
 とは言ってももちろん、アンコールである。やはりあれはぜひやってほしいと、おそらくファンのみんなが思うであろう(とワタシが勝手に思っているだけかもしれないが)「それでそれから」!この始まりの、ハープとスチールパンとソプラノサックスのところ、思い出すだけでじわりと来るほど。思い出に鍵をするのは、忘れたくもないし思い出したくもないから、なんてハッとさせられた歌詞。そして「乾杯の挨拶」で楽しく盛り上がって、夢のようなライブは幕を閉じてしまった。
 会場も異なるし時間も経っているから、単純に比較できないのは当然だが、チーナフィルは明らかに成長して、お互いの音を探り合う必要なく思うままの音でアンサンブルが決まる集合体になったと思った。チーナフィルデビューのライブのDVDも買ったし、この余韻をしばらく味わいつづけることにする。幸せ。

ページの先頭へ

DADARAY / susquatch / DJ 有るジェルゴッドリッジ "DADARAY presents「DADAIST vol.1」" 2017年2月23日(木)@下北沢ERA
 ついに始動した休日課長のプロジェクト、DADARAYの企画である。新曲のMVは公開されるや数日で50万回以上再生され、チケットは瞬間で売り切れ。楽曲提供は川谷とあって、indigo/ゲス乙女ファンの注目を一気に集めた感じだ。物販でTシャツを買って、いざ会場へ。もうぎっしりと人が埋まって、身動きが取れない。ERAがこんな状態になっているのにでくわしたのは初めてだ。まずはsusquatchから。4人編成のベテラン、英語のロックンロールはかっこいい。indigoにゆかりがあって、メンバーはMVにも出ている。何のビデオか当ててみてとふろうと思ったら、本人がばらしてしまう、という展開に大笑い。熱く濃厚な演奏を堪能した。十分以上に温まったところで、DJ有るジェルゴッドリッジ、つまり栄太郎さんのDJに。会場が詰まっているので踊ろうにも踊れない状態というのはDJにはちょっと厳しいが、みんな楽しそう。ラストはindigoの曲で繋いで、観客は大喜びだった。さていよいよ、DADARAYの登場である。休日課長、REIS、えつこの3人組(課長両手に花状態いつもいいねえ)に、ささみおさんのコーラス、栄太郎ドラムスに長田ギターとくれば、ゲス乙女ファンもindigoファンも胸を熱くせずにはいられない。大歓声に包まれて登場すると、観客は息をのむように一曲一曲に耳を傾ける。何せ、完全に公開されたのは「イキツクシ」一曲だけなので、もうすべてを聴きもらしたくないのである。まずいいたいのは、REISさんの歌で、これがとてもよい。MVで聴いてけっこうきつめの声質かなあと思っていたのだが、ライブで聴くと、強さに加えて丸みがまして、上手いなあという感じ。えつこさんのコーラスと、サポートのささみおさんのバックも加わって、贅沢な女声の厚みに酔う。課長のベースも自在に動き回り、ちょっとプログレッシブでアヴァンギャルドな曲なども楽しそう。ゲス乙女のいこかさんのドラムスとの組み合わせは絶妙だが、栄太郎さんのパワフルなドラミングにはまた違った強さで応えている。まさに職人ベースだなあと思う。ティスさんのギターももちろんここぞというところで飛び交う。もうこれは、6人編成のバンドといってもよいくらいだ。発売予定のミニアルバムの収録曲数以上のレパートリーがすでになって、恐らくプレス向きに配布されたのであろうセトリがツイッターで流れて、そこに曲名が入っていたので、ここにも備忘として載せておく。予告されているミニアルバム収録数より多い笑。実質的にバンドお披露目と新曲お披露目でもあったわけで、帰り道はまるで夢の中にいるようだった。ゲス乙女/indigoの再開も待ち遠しいが、その間を埋めるDADARAYにも期待が高まった。

01美しい仕打ち
02block off
03東京Σ
04誰かがキスをした
05ダダイズム
069月に落ちるひとしずく
07イキツクシ
アンコール
08灯火

ページの先頭へ

nica / HeatMiser / アダチヨウスケグループ "shibuya HOME 9th Anniversary 「LUNCH TIME IS POP」" 2017年2月19日(日)@渋谷HOME
 なかなかチャンスがなかったnicaのライブ、都合のよい日曜日のお昼に、カレーを食べながら楽しめると言う企画に喜んで出かけてみた。nicaはアコースチックセットということだが、いつもとそれほど違うわけではない。6人編成でキーボードは入らないが、ギターが生でドラムスがパーカッションで、アリサさんも歌のみという構成。目の前が江川さんのサックスというのが贅沢でとてもよかった。近々、PV公開予定という曲、そのサックスとおがやさんのベースの低音の絡みがもうエロティックなほど。CDも待ち遠しい。やっぱりこの音楽は、日常的に聴いていたいよ。二番手のHeatMiserは、ギターボーカルの、一見ギャルっぽい?女子のプロジェクトらしい。ボーカルはフワフワした感じで、音はアメリカンロックなのか、ブルースっぽかったりカントリーぽかったり、不思議な感じ。かっちりと真面目そうなドラム、なんか泣きそうな感じ(失礼)のベース、なんか怒ってるみたいな(失礼)キーボードパーカッションで、大丈夫なのかと思ったが、MCの時はみんな和やかな表情なのでよかった普通じゃんとなんかホッとする。バンドの音は勿論まとまっているが、もうちょっとボーカルがくっきりすると分かりやすいというのは私の単なる好みの問題。MCだが、世界40カ国を回るツアーをやった(!)ということと、そのために大学を留年した(・・・)ということ、この二つしかしゃべらなかった笑。曲間は基本全員無言という、沈黙に強い人たちだ。後で調べたら大学は慶応SFCみたいだし、なんかいろいろすごい人みたいだ。これからどうなっていくのか見当もつかない、謎めいたバンドだった。トリはアダチヨウスケグループ。こちらの顔ぶれはまあ見た目は統一感がなくて素敵。ベースとキーボードが短髪メガネチェックのシャツという秋葉原的な感じ、ドラムスとトロンボーンは女性なんだけどステージっぽい飾り付けの全くない感じ(これも失礼か?)。アダチヨウスケはミュージシャンっぽい感じだけど。トロンボーンの人は新婚旅行で台湾に行って来たらしい。なんてことはどうでもよいけど、いかにもベテランのロックンロールバンドの音で、迫力ありつつ安心して身を委ねられる。グリーンカレーもおいしかったし(アリサさんはカレー好きだがあまり辛いと耳の中がかゆくなると言うの分かります)、気軽に楽しめる昼ライブ、ちょっと癖になるかもしれない。

ページの先頭へ

Co shu Nie / ATLANTIS AIRPORT / CICADA / エドガー・サリヴァン "コシュニエ オーロラコレクション 蝶篇inTokyo" 2017年1月30日(月)@下北沢SHELTER
 エドガー・サリヴァンは生は久しぶり。「らぶ」がMVはヤバい(本当に)し、曲もすごく良くてカラオケにも入ったのでよく歌っているが、その後の新譜もよかったし、かなり楽しみにしていた。やはり音源以上の躍動感と、佐々木萌さんの美しさもあって、期待以上の楽しさだった。CICADAもまたすごい久しぶりなんだけれど、記憶していた以上にパワフルだった。ベースの木村さんが抜けてしまうということだけれど、話題にしたものの湿っぽさもなく、木村さんもバンドも次のステップへ踏み出す感じだった。しばらくはサポートで埋めていくようだが、ここで新しいメンバーが加われば、さらに新しい展開が生まれるだろうか。Atlantis Airportに関しては、とにかく会場限定NEO TOKYOが未入手のままだったので、会場について速攻で購入してひと安心。修士論文に追われつつもしおんさんはすっかりメンバーのようになじんでいたし、イメチェン?で髪やひげのお手入れを欠かさないあべさんドラムスと裸足のまなぶさんベースは息もぴったり。そねさんよでんさんは相変わらずのクオリティだ。新しい曲はどれもポジティブでポップな明るさで光っている。私としてはもっとヒネリの効いた曲も加えてほしいところではあるが。そして、いよいよのコシュニエ。一言で言うと、どんどんカッコよくなってる!今や何物にも似ていないコシュニエサウンドの個性が打ち立てられている。グロー感のある響きのボーカルはどんなに派手な演奏にも埋もれない強さがあるし、ベースラインのかっこよさも最高。2人+サポートドラムという少人数編成だからこその楽曲と演奏の凝集感とでもいうべきものの凄さを感じる。会場限定シングル2枚を買って家で復習したけど、どの曲も個性的で、コシュニエならではのスリルと陰影にハッとさせられてばかりだ。

ページの先頭へ

sora tob sakana / siraph / ハイスイノナサ "照井順政生誕祭" 2017年1月19日(木)@渋谷WWW
 マスフェスでハイスイノナサの素晴らしさにすっかりやられてしまったものの、なかなかそれ以降のチャンスがなかったところに、ようやく回ってきたのがこの企画。とはいえ照井プロデュースのsora tob sakanaは平均年齢14歳の4人組アイドルグループである。自分は大丈夫かなと思いつつ、久しぶりのWWWへ。
 「お目当ては?」と聞かれた前の人が「おさかなで」というのを耳にして、なんか「ハイスイノナサ!」とキッパリというのがキッパリ過ぎたかもしれないと反省しつつ、ぎっしり埋まったWWWの一番後ろにとりあえず陣取る。
 さすがはもと映画館(だからなのかどうかは知らないが)、ステージ裏のスクリーンに映し出される映像は見ごたえがある。sora tob sakanaが始まると、サイリウムの光や掛け声が飛び交い、これはちょっと困ったぞと思ったのもつかの間。数曲したところで、いかにも照井らしいポリリズミックなイントロの曲。彼女たちはこういう凝った曲を今から歌って踊っているのだから、将来が非常に楽しみな気がしてきた。ラスト2曲は「てるりん」たち「おさかなバンド」の生演奏になって、さすがに迫力も乗りも変わってくる。贅沢な構成だ。
 続いてはAnnabelが歌うsiraph、こちらも初モノだったが、しっとりとしつつも迫力のあるボーカル、しゃれたメロディと演奏の、聴き心地の良いバンドだった。
 転換中はAnnabelと「てるりん」の掛け合いMCでつなぐ。時間的にsora tob sakanaの皆さんはもう帰ったはず、これからはようやく下ネタが言える!という喜びを語っていた笑。そしていよいよの、8人編成となったハイスイノナサの登場である。照井は例の3文字言葉で雄たけびをあげ、いわく「合コン編成」の男女4人ずつの、スリリングな演奏が繰り広げられていく。あの複雑な楽曲が次々と、ライブならではの音圧と臨場感を伴って、湧き上がっていく。映像の効果も素晴らしい。まだまだハイスイノナサ初心者の私としては、これからさらに聴き込んで、ライブも楽しませてもらうつもりである。それにしてもあの気さくな人柄と、音楽とのギャップには未だに驚いているが。

ページの先頭へ

Wasalabo. / Ry / ヨルニトケル / Emu sickS / ミスタニスタ / コハクノアカリ "ゆたちん炎のスペシャルイベント〜土日BOOKING編〜" 2017年1月15日(日)@下北沢ERA
 なかなか予定の合わないWasalabo.を久しぶりに楽しめるのと、ちょっと気になっていたコハクノアカリが出て、全6バンドで予約2000円と、なかなかのお得感で下北沢ERAに向かった。他の4バンドは全く予備知識もなく、あえて予習もせず。Wasalabo.がトップでコハクノアカリがトリだから、中の4つも当然、聴くことになるわけで、良い出会いがあるとよいなあという気持ちだった。
 まずはWasalabo.から。今日はベーシストが「仕事で島に行っている」ために不在の3人編成。どんな仕事なのかが気になる。「二人がとてもシャイなので、私が頑張ります!」というドラムの杉山さんが、必死に笑顔ですべりまくってMCを務めたのもご愛嬌、みおさんの低域が豊かで滑らかに艶のある歌声がよく、これはこれでアリだね!と思った。今回はベースラインが重要な"wasabossa"なしで、「水の器」で締めた。どんな編成であれみおさんの歌には説得力がある。
 二番手のRy(らい、と読むそうだ)、これがなかなかの見つけモノだった。スリーピースだがギターボーカルが基本アコギ(最後の曲はセミアコに持ち替えていたが)で、力強くも流麗なアルペジオやコードカッティング、残響系のエフェクトやギターシンセをかます。歌も英語を交えて上手いし、インストの曲もあってこれがなかなか壮大。物販で「Ryってライクーダーのライ?」と尋ねたらその通りとのこと。気になるバンドが増えた。  三番手はヨルニトケル。4ピースでスピード感のあるストレートなロックだった。続いては大阪からのEmu sickS。これはかなり気に行った。眼鏡の普通の学生っぽいドラマーが、もう最初っからハイテンションで喋りまくり、叩きまくる。後で調べたらプロフィールの名前が「16ビートはやお」である笑。ギターボーカルも普通の学生っぽいのだが、やはりノリがよい。雑な言い方であることは承知の上で、大阪のバンドらしい、お笑い精神を破天荒なパワーでぶつけてくる、嫌いになるのがすごく難しいタイプのバンドだった。トリ前は京都から来たミスタニスタ、ここもまたなかなかのお笑いパワーを持っていた。ドラマーのおかしな文字Tシャツはトレードマークのよう。ギターボーカルの声質はとてもよくて、君を忘れてしまうと言うこととかいうまじめな?歌の時にはその実力がよく伝わる。たまたまかもしれないけど関西からの2バンド、どちらも笑顔で元気で、爽快痛快。TOKYO CALLINGで感じたことが確信に変わりつつある(笑)。好きだわ関西。
 さて、いよいよトリのコハクノアカリである。女性ボーカルでバイオリン入りという、単純すぎるかもしれないが私の好きな要素が揃っているので、気の効いたバンド名を知った時にちょっと予習はしてあった。聴き心地のよいボーカルだし、バイオリンもきれいだし、予想通りの雰囲気だった。コーラスをつけるギターも上手いしかっこいいし、全体に清潔でお洒落な感じが、結構これから行くんじゃないの感を漂わせていた。ちょっと引くのは最前におっさんが増えて、やたらとステージを撮影していること。まあ別に迷惑でもないのだけれど、こういうのは初めて見たので驚いた。
 ということで、ゆたちんが何なのか分からなかった(ブッキング担当者かな)とはいえ、毛色の違った6バンドを楽しんで満足の日曜の夜だった。

ページの先頭へ

copyright 2014-2017 rim-mei