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バックナンバー(〜07年06月)
☆このページは映画などの感想ですので、特に断りなくネタバレあります。悪しからず。☆

『少年の日の思い出』('82 YUGOSLAVIA)  さあ、次へ行こう!

 ふとしたことから思い出したこの映画、どうしても見たくなったもののなかなかみつからず、あきらめかけていたところ、DVD が発売になっていることが分かり、見ることが出来ました。その時の BLOG でのやり取りをもとに、再構成してみました。


1.『少年の日の思い出』の思い出

 このタイトルで検索すると、ヘルマン・ヘッセが大量にかかる。

 どういうことかというと、カート・ヴォネガット逝去について書いた時に、けいとさんから「これでいいのだ」のカテゴリを指摘していただいて、なるほど!と思ってふと思い出したのが、かなり前にテレビで見た古い映画のことだった。若い帰還兵が田舎の学校にやってきて、村人たちと交流する、おそらく監督か脚本家の実際の体験に基づいた話だと思われ、東欧のどこかの国の作品だった。タイトルもうろ覚えで、試行錯誤しているうちに、やっと分かった。
 その映画の中で、先生が使う言葉が、「さあ、次へいこう」だったような気がしている。苦しいことや悲しいことが起こると、先生はこの一言で子どもたちを励ますのである。
 まあなんだかんだあるけど次いこ次・・・というとちょっとまあ、マジで話しているのに上役に言われたらヤだけどさ、考え方というか生き方としてはやっぱりコレだよな、と思う。私は映画のエピソードでは、学校で飼っていた豚を処分しなければならなくなって、子どもたちが豚の屠殺に立ち会うのだが、その後でできたてゆでたてのソーセージに舌鼓を打つのを覚えている。このエピソードでもどこかで「さあ、次へいこう」というセリフが出てきたような気がする。コレが実話だとすれば、監督はこのにわか先生から、「さあ、次へいこう」というとても大切なことを学んだわけだ。
 で、何とかこの映画の詳細を思い出そうと思って、ヘルマン・ヘッセを掻き分けているうちに、ここにたどり着いた。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/5631/toybox/unknown/unknown85.html

 管理人さんはワタシと同世代で、この映画の感想を書いてくれている。思わず、掲示板に感謝の書き込みをしてしまいました。NHKのテレビで、85年に放映されたことが分かった。ワタシはたぶんこの再放映を録画したはずなのだが、残念ながらそれはベータだったようで、テープは捨ててしまったようなのだ。これは今見ようと思っても、DVDやビデオは発売されなかったようで、かろうじて見つけたのが日比谷図書館の16ミリフィルムの貸し出しリストである。コレ、借りて見ようと思うと・・・映写講習を受けて団体登録をしてから・・・うーん難しいなあ。またどこかで見られないだろうか。

(註)とまあ、このようなことを書いたところ、RATTAさんがネットでDVDを売っているサイトを見つけてくださり、また上記サイトの管理人映画館主・Fさんにもコメントをいただきました。RATTAさんに教えていただいたサイトはココ。
http://www.yu4you.com/items/sr/dvd/item_267.html


2.『少年の日の思い出』その後

 今日、DVDが届きました。ちゃんとベオグラードから送られてきて、ちょっともう、それだけで感動です。
 原題は "Idemo dalje" 、英訳は "OK, let's go" です。英語字幕入りで助かります。映画の中の例のセリフは"Let's go on!" と訳されていました。  パルチザンだった主人公が、ドイツ兵捕虜をつれて、村の小学校の教師としてやってくる。子どもたちが捕虜に泥を投げたり、村の人民裁判の様子が出てきたり、というと人民解放万歳みたいになるのかと思うと、これがかなりひねってある。無口なドイツ兵(これがショーペンハウエルという名前だ)へのまなざし、明らかに戦争で儲けた嫌われ者を生徒の祖父だというだけで助けたり(あのブタはそのお礼だった)、人違いでやってきたおばあちゃんの悲しい出来事、なんとも不思議な夜のアコーディオン(これはあとで悲しいエピソードにつながる)、興味深い結婚式のシーンで語られる原子爆弾、といった、淡淡としたエピソードのつながりの中に、単純な勝者の論理やイデオロギーではなく、むしろそうしたものを皮肉る視線が、かなりはっきりとあらわれている。子どもの目で見た映像、子どもの心に刻んだ出来事として描いたから、オトナの事情を超えてありのままの人間の営みがつづられているように感じさせたのだろうか。
 それにしても・・・その後のセルビアを思うと、この子どもたちがさらにどんな思いをすることになったのだろう、と胸が詰まる。
 何はともあれ、『少年の日の思い出』再会を助けてくださったRATTAさん、映画館主・Fさん、有難うございました。

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テレビコマーシャル勝負  天才少女あやめちゃん

 自分がJフォン以来の(というか単に変えるのがめんどくさかったための)ソフトバンクのユーザーなので、公平を欠くかもしれないのだが、ソフトバンクのホワイト家族、上戸彩のCMは文句なしに面白い。家族の秘密は明かされるのか、それとも・・・。何度見ても、笑っちゃいますな、とくにお父さんには。それに対して、ドコモのアレ。金に飽かせて人気タレントをそろえて安いドタバタを演じさせて、イヤな感じ。いかにもな原色調インテリアやファッションがさらに鬱陶しいのだが、まさかソフトバンクのホワイトを意識して張り合っているわけではないだろうが。

 オール電化とガスパッチョ。東京電力はメガネ少年が友達のお母さんに惚れちゃうのが良くて、ウチでは「エロメガネ君やるなあ」と楽しんでいたのだが、お義母さんが出てきたあたりからドラマ展開が息苦しくなって、二人の外国のワカモノがホームステイに来た今では、そのステレオタイプにまったく辟易させられる、不愉快CMになってしまった。アレはあまりにも外国を馬鹿にしていないか。国策企業だけに美しい国をひたすら強調して・・・ってことは・・・まさかね・・・。対するガス、次々とやってくる歴史上の人物は断然面白かったが、マルコ・ポーロは必然性もなく引っ張りすぎではないか・・・と思うのだが、これはあまりイヤな感じではないので、まあ電気よりはだいぶいいか。

 ペプシNEXに対抗してコカ・コーラもゼロで必死なのかな。ペプシはシンプルだ。そういえば最初はこれも妻夫木聡だったっけ。見飽きない顔で嫌われないと思うが、後発のCMで使うスポンサーはちょっと芸がなさ過ぎるのではないだろうか。コカコーラのちょんまげは、クーリッシュがネッシー→ちょんまげ→マイクで使ったばかりなのに(しかもアレはなかなか面白かった)、同じネタはないだろう。しかもこれもなんか、美しい国っぽい。あれは省エネルックのパロディなんだっけ? 政治家がノーネクタイなのにダークスーツという、精進落しで意地汚く飲みすぎた葬式帰りのおっちゃんみたいななりを毎日のニュースで曝しているのが最大のパロディなので、ちょっとやりすぎ感のある絵は後味が悪い。ダイエットとかカロリーゼロのコーラの後味、たいていイヤな苦味が残るように。

 チャンネルを切り替えていて、普段あまり見ない「めちゃイケ」で思わず止まった。激安予算ローカルCMの超怪作、レモンガスの天才?スクラッチ少女小島あやめがパロディをやっている。めちゃイケの演出は嫌いなのだが、これには参った。レモンガスは無敵だ。

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『グエムル 漢江の怪物』('06 韓国)  もうヒョンソを襲わないで・・・

 「大統領の理髪師」が気に入ったワタシは、「グエムル 漢江の怪物」を借りてきて観ることにした。お目当てはソン・ガンホ。ここでも奇妙な一家のどうしようもない主人を演じている。弟と妹から馬鹿にされているが、逃げられた妻が残した娘ヒョンソのことはかわいくて仕方がない。そのヒョンソが、目の前で怪物に食われてしまう・・・

 この怪物もなかなか気味悪くよく出来ている。飲み込んだ獲物をいったん下水溝に吐き出して蓄えているのだが、ヒョンソは辛くも生き残って、携帯電話で助けを求めたのだが、父親をはじめ家族はみな、怪物がウイルスを撒き散らしたとみなされ隔離されてしまう。そこから脱出してヒョンソをみなで助け出そうとするのだが・・・

 「大統領の理髪師」でも感じた、映像の端正さと奇妙なじれったさみたいなものの掛け合わせは、この作品でも共通している。ソン・ガンホの演じる父親像は、どうしようもないダメオヤジなんだけど、子どものことはかわいくて仕方がなくて、むちゃくちゃでやけくそで的外れで失敗だらけで、とんでもなく要領は悪いのだが、子どものことに必死になる。それで、きっと妙に共感してしまうのだと思う。

 ヒョンソ役の子はすごく上手い。最後にまた怪物に襲われるシーンの緊張感と悲壮さにはまいった。

 あと、やはりこの作品でも米韓関係のフラストレーションは重要なテーマになっている。そのなかで犠牲になる人々の無念と不合理はいうまでもない。とはいえ、特撮からアクションからコメディから、家族の愛と愚かさまで、一本の中にこういう無茶なぶち込み方をするか、という驚きは、ありがちな一本調子というか予定調和の感動で追い込もうとする見え透いたあれやこれやの作品群とは対極にあって、確かに映画を見る快感そのものである。・・・とまあ、とりとめもなくなってしまったけれども、ソン・ガンホを手がかりに、さらに韓国映画を見てみたいというところです。

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『神童』('07 日本)  こんなところにモーガン・フィッシャー

 一緒に見に行く相手が見つからなかった次男と、映画『神童』を見に行った。成海璃子が好き&ピアノネタに惹かれたオヤジと息子は、すっかり堪能して原作のマンガまで買って、蕎麦食って帰ってきました。これで連休も終わり。

 マンガを後から読んで、映画との雰囲気の違いに唖然としましたが、どちらもそれぞれの味があってよかったです。映画の成海璃子、松山ケンイチのコンビは、どちらもこのところよく見るようになった俳優さんたちですが、とてもうまいと思います。それにしても成海璃子はうつくしいです。中学生には見えませんね。原作では小学生でしたが、年齢的には出来そうでも絵的には無理。でも中学生と浪人生だと、ちょっと危ない感じも出て、それはそれでいいですね。映画のピアノ倉庫のラストシーンは幻想的ですが、うたが聴覚を失ってからコンサートを開くまでの最後のエピソードの感動は原作だけのものです。おそらく、この最後のエピソードの有無に、映画化したひとたちの意図が表れているように思います。

 ピアノの吹き替えが12歳の天才ピアニストだったのにも驚きましたが、それにもまして著名ピアニスト役でなんとモーガン・フィッシャーが出ていたのにはもっとビックリ。でも3音くらいしか弾かなかった(笑)。

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テレビコマーシャルの鬱々 免許がない

 昔、ワンボックスカーのCMで不愉快だったのは、「モノより思い出」だったかな、そんなコピーで、子どもと出かけるヤツ。その「思い出」を作るのに、たぶん二、三百万円の「モノ」であるワンボックスカーを買えという。子どもを出しにしてオヤジの弱みに付け込んでいるのか、はたまたでかい車が欲しいオヤジに格好の口実を与えているのか、いずれにせよ、お前んとこの車は二度と買わねーよ、と買う金も免許もないオレに思わせるに十分であった・・・痛くも痒くもねーか。ちょっと言葉が悪くなってる。
 短時間でドラマ詰め込むのにCGでありえないどたばた騒ぎを繰り広げるCMも不愉快な感じがする。東京タワーが増えたとか馬鹿じゃねーの、と一言で済ませたいのだが、妙に頭に残って気持ち悪いのが、チンパンジーの出てくるやつ。その動きや表情が、じつに不気味なのだ。どこのなんと言う車だか忘れたが。で、動物や子どもの動きや表情を、CGでいじくったヤツって、だいたい気味が悪いのだが、そう感じる人は少ないのだろうか。今ほどCGの技術が進んでいなかったころ、ビデオを逆回ししたり、同じ動作や表情を繰り返したりするのがよくあったが(分かります? 紙おむつのCMで、赤ちゃんが音楽にあわせて踊っているように見せたりするヤツとか)、あれもイヤだった。赤ちゃんにせよ動物にせよ、みずからオトナの予測が及ばない動きをするからこそかわいいのではないだろうか。いかにもオトナが作った動作をする瞬間、それらはあたかもサスペンスドラマで人々を追い詰める得体の知れない操り人形になる。

 ところで逆に、「やられた!」とつい楽しんでしまったのが、ワンボックスではなかったと思うが、いかにも人形っぽく作られた動物の人形が、いかにも人形っぽく動くやつ。クネクネ動く動物が気持ち悪いと感じて作ったかどうかは分からないけれど、わざとギクシャク動くので、いかにも人形劇を見ているような気にさせる。なんともユーモラスでスキだ。もちろんあれもCG技術の賜物なのだろうが、こうしてみると、技術もセンスのうち、センスも技術のうちなんだなあと。あたりまえのことだが。
 しかし困ったことに、あの動物人形のCM、「モノより思い出」と同じメーカーなんだな・・・。

 結局、ワンボックスカーといえば、果てしなく「家族で出かけよう」的なテーマをナントカの一つ覚えのように繰り返すしかないのも、そもそもそういう車だから仕方がないのだろう。子どもが出てこないと、でかいだけのワンボックスカーは使い方のイメージが沸かない。もう子どもが一緒に乗るのを嫌がったら、父はかつてあこがれたスカイラインか何かに買い換えるかもしれないが、次にワンボックスに乗るのは車上生活の時かもしれない。

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『大統領の理髪師』('04 韓国)  麻袋の中にいるのは誰だ

 気になっていた映画が、たまたまテレビでやっていたので、観てしまった。

 韓国の現代史を背景に、ひょんなことから大統領の理髪師を務めることになったさえない親父とその家族を描く。親父役のソン・ガンホがすごくいい。ちょっと頼りなくて、ちょっとお調子者で、ちょっとまじめで、ちょっと家族思い。どこか非常に強いとか、いさましいとか、そういうところがない。

 親父の勝手な思い込みから、十歳の息子が拷問にかけられて立てなくなってしまういきさつの描き方は、なんとも不思議な雰囲気。ひどい話なのだが、奇妙なユーモアと不条理が、おかしみと悲しみ、怒りと哀れみをない交ぜにして、複雑に混合された気持ちにさせられる。息子の足を治そうとして、一転して必死になる親父なのだが、息子への愛というだけではなく、たぶんどうしようもない後ろめたさがある。その様子を見ていて感じるいたたまれなさは、親父なら誰でも多かれ少なかれ感じ取ってしまうのではないか。

 さらに大きなテーマとしての、暗い歴史、重い過去、割り切れない現実は見紛うべくもないが、ユーモアとフォークロアに包まれた風刺が、光と闇を混ぜ合わせて、行き当たりばったりの生き方の存外な強さを確信させる。それはせめてもの救済であるが、しかし、二人が相次いで入れられて放り出される麻袋の中の闇にはたしかに、暗い歴史、重い過去、割り切れない現実の残像が、自分に向かって閃くのである。こんな風合いの映画は見たことが無かった。韓国映画ならではなのかどうかは、まだ分からないが、やはりちょっとわからないというか、煙に巻かれたというか、そういうところを引きずるのがワタシにとっての映画の楽しみの重要な要素なので、かなり満足した作品だった。これはやはりグエムルも観なくてはいけませんな。

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『日本以外全部沈没』('06 日本)  シネセゾンでハシゴその2
 ハイこれはかなり面白かったです。小松左京公認、星新一が筒井康隆を煽って一気に書かせたパロディ短編をついに映画化。SFファンのワタシ、当時実は「日本沈没」は読まなかったが、「日本以外全部沈没」は読んでいた。あれをよりによって今映画に? 時節柄、ひょっとして生臭いできになっていたらヤだなあと、最初のうちちょっとハラハラしたけれど、ちゃんと原作のシニカルなスピリットをよく反映しながら、今のネタを入れて現代化していたと思う。パロディ映画はむしろ低予算で工夫している涙ぐましさがかえって効果的だったりする。
 各国の要人モドキがドタバタを繰り広げつつ、日本のチョーシこき方が今風。パロディは自分をいちばん笑わないと後味が悪いからね。筒井康隆もチョイ役で出ていて、たぶん目は光らせていたのだろう。最後はけっこう泣けました。うーん余談ですが「おれ」の奥さんも古賀の奥さんもそれぞれいいなあ。

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『パビリオン山椒魚』('06 日本)  シネセゾンでハシゴその1
 ワタシにはあまり面白くなかった。
 小耳に挟んだジェットコースタームービーってうたい文句、息つくまもなくアップダウンに錐揉み旋回逆さ落としの展開かとワクワクしていたけど、意味違ってるか? と、よくよくパンフレットを読んだら、浅草花やしき仕様のコースターの大丈夫かよおい的なハラハラ感って・・・。それはジェットコースタームービーじゃないだろう。たしかに展開が読めないが、読めないだけで、展開してもあまり驚きがないからものたりなくてしかたがない。
 ただ絵的にはかなりいけてたと思う。香椎由宇はすごくいい。自分も半分はそうだったけど、香椎由宇を見るためなら1800円が惜しくない人にはそれなりに満足を与える。
 それに対してオダギリジョー・・・。オダギリジョーをこの程度の使い方ではもったいなさすぎないか。前半期待させておいて後半の壊れ方は凝っている割に中途半端。まあそれを花やしき的という、といわれてしまったら仕方ないが。レントゲン技師というせっかくの設定を捨ててしまうのがもったいなさ過ぎると思うのだが。レントゲンを捨てないでムーンサルトスクランブル(古いか? フジヤマとかか?)乗せてほしかった。この調子で設定が尻すぼみなのに加えて、最悪なのは台詞で映像の解釈を説明してしまっているところがいくつかあったこと。「本物でも偽者でも、どうでもいいの」だったか、うわーこれなんで言わせちゃうんだよ、と頭の中で絶叫モード。馬鹿にされてるのかと思った。脚本に大疑問。

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